« 法改正特別編:小規模事業者経営改善資金 | トップページ | 第101回 ふぞろいな合格答案エピソード2について »

2009年6月22日 (月)

第100回記念! 「QC7つ道具」★スペシャルバージョン★

★第100回目の放送を迎えることになりました!★

ついに、今回の放送で「100回目」となりました。

ここまでやって来れたのも、皆さまの応援のおかげです。

今後は1000回を目指し、さらに受験生にとって有益な情報を
発信していきますので、引き続き、よろしくお願いします。


                    中小企業診断士暗記研究会




中小企業診断士暗記研究会からのお知らせ①

KEN46(けんしろう)が歌う、当番組のオープニングテーマ『Drive my way』、
エンディングテーマ『つかんで』が満を持して発売となりました。

monstar shopより購入できます!
1曲で200円ですが、2曲同時購入で300円と大変お得です。
(iTunesへの対応はまもなく開始予定)

ブログの右サイドバーより購入できますので、応援よろしくお願いします!

中小企業診断士暗記研究会からのお知らせ②

「秘伝!診断士暗記術」が本になりました。
『秘伝!中小企業診断士一次試験暗記術第1巻』
『秘伝!中小企業診断士一次試験暗記術第2巻』(ともに同友館)
右サイドバーの書籍画像クリック
でamazonのページに飛べますので、
こちらもチェックしてみてください!

2月、3月、4月、5月、6月にamazonの中小企業診断士カテゴリで、堂々の1位、2位独占となりました!また紀伊國屋書店さんでは、診断士の1か月の売り上げランキングで、
2位と4位に入るという快挙を成し遂げました。

さらに、皆様の応援のおかげで、なんと増刷され書店に並んでいます
改めてありがとうございます!

◆記念すべき第100回は、運営管理から「QC7つ道具~スペシャルバージョン~」です。

「shindan100.mp3」をダウンロード

↑PCで聴く場合は、これをクリックすると、番組を再生します。iPod以外の携帯プレイヤーで聴く場合はマウスで右クリックして「対象をファイルに保存」を選んで、mp3形式で保存してお使いください。

=====================================

QC7つ道具のゴロ合わせ

「Qちゃん、散歩しながらパレードをチェックし、
監督との送別会でヒステリー起こす」



Qちゃん = QC7つ道具

散歩   = 散布

パレード = パレート

チェック = チェックシート


監    = 管理図

督    = 特性要因図

送別 = 層別

ヒステ
リー = ヒストグラム



QC7つ道具の詳細

QCでよく使われる数値データの分析の道具です。以下の7つがあります。Photo_12


・散布図
:データを2つの切り口からグラフ上にプロットしたもので、2種類のデータの相関関係を見るものです。

Photo_10・パレート図:棒グラフに折れ線グラフが重なった形のグラフで、最初の2割の項目で80%に達することが多いので、いわゆる2-8の法則を説明するのに使われます。ABC分析にもよく使われます。

・チェックシート:「単なる?」チェックシートです。「7つ道具」が語感が良いので数合わせのために入れたような・・・。Photo_11

・管理図:
縦軸上下にある測定値、横軸に時間などの進捗を取って、プロセスが問題なく運用されているかを管理するための図です。横軸の上下に並行に管理限界線を引いて、それからはみ出ないように制御したり妙な周期性が発生しないかを見たりします。

Photo_13 ・特性要因図:フィッシュボーンとも言われます。ある現象の原因を魚の骨の形に整理してわかりやすくしたものです。

・層別:いろいろなパラメータで区別してデータを取ったり、取れたデータを多様な切り口で分類してみて、原因究明や改善に結びつきそうな切り口を探したり、品質管理を容易にすものです。グラフ類を作るときに適切な軸を選択するための事前作業というところでしょうか。
 ※ 層別の代わりに「グラフ」を入れる場合もあるようです

Photo_8 ・ヒストグラム:単なる棒グラフに見えますが、縦軸が度数分布になるので、横軸の数値の上ではなく、数値の間に棒がかかれるのが特徴です。

また、「QC」に関連する語句も、以下に解説します。

「QC」
Quality Controlつまり品質管理のことで、JISでは、「買い手の要求に合った品質の製品・サービスを作り出すための手段」と定義されています。ちょっと分かりいにくいですね。具体的には、不良率など、達成したい品質レベルを明確に定義して、それを達成するための改善手法を、経験や勘ではなく事実や観察に基づいて選択して、計画・実行・統制して継続的に改善してゆくものです。おもしろいのは、単なる管理手法としてではなく、現場の一体感醸成や活性化、あるいはPlan-do-seeの教育の手段として活用されたところです。私の会社でも、職場ごとに「QCサークル」というのが作られ、就業時間外にディスカッションや発表資料作りに駆り出されたのを思い出します・・・。
もともと、QCは海外生まれのコンセプトでしたが、品質の管理というのが日本人の几帳面さに合うらしく、本家より盛んになったようです。(ISOやZDなどもそうですが)

「TQM」
Total Quality Managementのことで、全社的な視点から品質を管理して、全社的にQCに取り組みましょうというものです。QCサークルのような小集団活動だけだと部分最適に陥ってしまうので、全体最適でやらないといけませんよ、という考え方です。

「ISO9000とQCの比較」
QCもISO9000も品質管理の手法ですが、考え方が異なります。ISOは国際標準化機構で、もともとJISのような工業的規格だったのですが、物の品質を規定するだけでは飽き足らなくなり、業務の品質を規定し始めたのがISO9000をはじめとするマネージメントシステムです。ISO9000や14000などは、業務プロセスの管理体制の実行レベルの品質を管理するものです。つまり、ISO9000を取っている工場は、品質向上のためのPlan-do-seeをきちんとやっていますよ、ということが保証されているということです。逆に言うと、ISO9000を取っているからといって、その会社の不良率を下げる能力自体が保証されているわけではないので、実際に不良品が少ないかは別問題だというところが、判り難いところです。
ちなみに、先のQCとISO9000を比較して、「QCがボトムアップの品質管理活動であるのに対して、ISO9000はトップダウンの品質管理活動です。」って良く説明されます。

イジューインこと早野でした。

これからも、みなさまのお役に立てるゴロ合わせを
たくさん紹介していきますので、よろしくお願いします。


                     中小企業診断士暗記研究会

にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ

|

« 法改正特別編:小規模事業者経営改善資金 | トップページ | 第101回 ふぞろいな合格答案エピソード2について »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。