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2008年4月21日 (月)

第44回 「典型契約13種」

第44回は、経営法務から 「典型契約13種」です。

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典型契約13種

「倉庫番、74(しちし)の国旗、詳しい

倉庫番「そ」「う」「こ」「ば」=贈与、請負、交換、売買

74(しちし)「し」「ち」「し」=消費貸借、賃貸借、使用貸借

国旗「こ」「き」=雇用、寄託

詳しい「く」「わ」「し」「い」=組合、和解、終身定期金、委任

ポッドキャストで触れなかった点をさらに詳しく解説していきます。

典型契約13種について~解説~

典型契約は民法に規定のある以下の典型的な13種類の契約のこと。

①贈与:相手に対して無償で財産を与える契約。

②請負:請負人が仕事を完成することを約し、注文者がその仕事の結果に対する報酬を支払う契約。

③交換:当事者が互いに「金銭の所有権以外」の財産権を移転する契約。

④売買:当事者の一方の売主が財産権の移転をし、相手方の買主がこれに対して代金を支払う契約。

⑤消費貸借:当事者の一方の借主が、種類、品質及び数量の同じ物をもって返還することを約束して、相手方である貸主から金銭その他のものを受け取ることによって成立する契約。(借主が利息を支払う場合に有償契約となり、無利息の場合に無償契約となる)

⑥賃貸借:当事者の一方が、ある物の使用及び収益をさせる事を約束し、相手方がこれに対して賃金を支払う事を約束することによって成立する契約。

⑦使用貸借:当事者の一方である借主が、ある物を無償で使用・収益した後、返還をすることを約束して、相手方である貸主からそれを受け取ることによって成立する契約。消費貸借との違いは、借りたそのものを返すという点で、賃貸借との違いは、無償であるという点である。

⑧雇用:労務者が使用者の労務に服することを約束し、それに対し使用者は労務者に報酬を支払う契約。

⑨寄託:受寄者が寄託者のために物を保管する契約。

⑩組合:2人以上の当事者が出資し、共同事業を営むことを約す契約。

⑪和解:当事者が互いに譲歩し、当事者間の争いをやめることを約す契約。

⑫終身定期金:特定の人が死亡するまで、定期的に金銭その他のものを相手方または第三者に給付することを約す契約。

⑬委任:一方の当事者である委任者が、法律行為をなすことを相手方である受任者に委託し、受任者がこれを承諾する事によって成立する契約。原則は、片務・無償契約が基本であるが、委任者が受任者に報酬を支払う場合は、双務・有償契約となる。

以上の13種の典型契約を契約の性質で分けると以下のようになります。
次回、詳しいゴロ合わせを配信しますので、楽しみにしていてくださいね!

項番 契約種類 双務or片務 有償or無償 要物or諾成
1 贈与 片務 無償 諾成
2 請負 双務 有償 諾成
3 交換 双務 有償 諾成
4 売買 双務 有償 諾成
5 消費貸借 片務 無償(有償) 要物
6 賃貸借 双務 有償 諾成
7 使用貸借 片務 無償 要物
8 雇用 双務 有償 諾成
9 寄託 片務(双務) 無償(有償) 要物
10 組合 双務 有償 諾成
11 和解 双務 有償 諾成
12 終身定期金 双務(片務) 有償(無償) 諾成
13 委任 片務(双務) 無償(有償) 諾成

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